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5分で解る!『鶏肉』各部位の特徴と料理!

鶏肉はその多様な部位ごとに異なる魅力があります。
このコラムでは、「5分で解る!『鶏肉』各部位の特徴と料理!」と題し、それぞれの部位が持つユニークな特徴や、おいしく食べるための料理方法を紹介。
セセリから手羽先まで、鶏肉の各部位の詳細を知ることができます!

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各部位の特徴と使用用途

セセリ

位置
鶏の首の部分
特徴
しっかりした食感と独特の味わいがあり、適度な脂肪と柔らかい筋肉が組み合わさっているのが特徴です。
用途
焼き鳥や炒め物に適しており、そのユニークな食感と風味が料理のアクセントになります。

セセリは、家で調理するイメージがないかもしれませんが、下ごしらえは骨を取ると非常に簡単です。

かわ

位置
鶏の皮部分。
特徴
脂肪が多く、コラーゲンも含まれていて、カリカリに焼くと非常に美味しく、豊かな風味が特徴です。
用途
唐揚げ、炒め物、または単独でのカリカリ焼きなどにも最適!
皮の濃厚な味わいが料理に深みを加えます。

かわは、皮膚の潤いを保つコラーゲンを多く含んでいます。調理には余分な脂肪を洗い流すのがオススメです。

ハツ

位置
心臓に相当する部分。
特徴
プリッとした食感と、内臓特有の柔らかさが特徴。
鉄分、葉酸、ビタミンAが豊富で栄養価が高いです。
用途
焼き鳥や煮物に適しており、その独特の食感と栄養価を活かした料理が多く見られます。

ハツは、その豊富な栄養素と独特の食感で、健康志向の食事にもよく使われています。

ムネ肉

位置
鶏の胸部分。
特徴
たんぱく質が豊富で脂肪が比較的少く、肉質はやや固めで、味は淡白です。
用途
焼き物、揚げ物、蒸し物など様々な料理に最適。
油の風味を活かした料理で美味しくいただけますが、たんぱく質が多く、加熱しすぎると身が固くなってしまうので注意が必要です。

ムネ肉は、グルタミン酸やイノシン酸といったうま味成分が多く含まれているので、鶏肉本来の味を楽しむことができます。

ササミ

位置
むね肉の中でも特に上質な部分。
特徴
ササミは非常に柔らかく、脂肪がほとんどないため味わいは淡白です。低脂肪・高タンパクで、ダイエットや消化器が弱っている時に適しています。
用途
蒸し物、フリッター、サラダなどの料理に適しており、その淡白な味わいが他の食材の風味を引き立てます。

ササミは高タンパク質で低カロリーなため、健康的な食事やダイエットに最適です。

ヤゲン軟骨

位置
胸骨の先端部分。
特徴
脂が少なく、食感を楽しむ部位で、コリコリとした食感が特徴。
用途
焼き鳥やつくねなどに使用されます。

ヤゲン軟骨は、鶏の胸骨の先端部分にある柔らかい骨で胸肉の中に埋もれています。1羽から約30gしか取れない希少部位です。

ハラミ

位置
腹筋の部分。
特徴
コクがあり、脂も甘く、そのバランスが良いのが特徴。旨味がありジューシーな味わいで、肉とホルモンの中間のようなコリコリした独特の食感があります。
用途
焼肉屋さんではタレで食べられることが多いですが、塩味でも楽しめます。
七味唐辛子や山椒を加えると更に美味しくなります。

鶏ハラミは1羽から4~10gしか取れない部位で、見た目は肉のようですが、ホルモンに分類されています。

ヒザ軟骨

位置
膝部分の軟骨。
特徴
やげん軟骨よりもやや硬くゴリゴリとした硬めの食感が特徴。もも肉と一緒に取り出されることが多く、ジューシーな味わいと食感のバランスが楽しめます。
用途
唐揚げに使用されることが多く、飲食店などで提供される軟骨の唐揚げは、ほとんどがこちらのヒザ軟骨を使用しています。

ヒザ軟骨は一緒に取り出されたもも肉の身や脂と食べることで食感とジューシーな味わいの両方を楽しむことができます。

モモ肉

位置
鶏のもも部分。
特徴
赤身でコクのある旨味が特徴。
程良く脂肪分があり、タンパク質に加え鉄分やビタミンB2も豊富に含まれています。 
用途
唐揚げや煮物、照り焼き、ソテー、シチュー、炒め物など、様々な味つけや料理に使える万能素材として、鶏肉の部位のなかでは特によく使われています。

モモ肉は、安価で万能素材のため、家庭料理に欠かせない食材です。

砂肝

位置
胃の筋肉部分。
特徴
コリコリした食感で、脂肪が少なく低カロリーのため、くせがなく食べやすい部位です。
用途
焼き鳥、唐揚げ、炒め物に適しており、その独特の食感が料理のアクセントになります。

砂肝は、たんぱく質、ビタミンB群、鉄、亜鉛などの栄養素が含まれており、食事の栄養バランスを向上させることにも役立ちます。

ぼんじり

位置
鶏の尾の部分。
特徴
ぷりぷりした食感で、弾力もあり、脂のジューシーで濃厚な味わいが特徴です。
また、非常に希少な部位となります。
用途
焼き鳥や煮物でよく使用されますが、「鶏肉の大トロ」とも呼ばれるほどの高い評価を受けています。

ぼんじりは、他の部位に比べて、スーパーなどで見かける機会は少なく、鶏肉の専門店や焼き鳥店を訪れなければ、なかなか味わえない部位です。

レバー

位置
肝臓部分。
特徴
鉄分やビタミンAが豊富で、ねっとりとした食感とコクのある味わいが特徴です
用途
焼き鳥、煮物、炒め物で使用されます。
血抜きをして臭みを取ることでさらに美味しくなります。

レバーは、鉄分とビタミンの他に葉酸まで含まれているので、女性にも人気の部位となります。

手羽先

位置
翼の先端部分。
特徴
人間でいうところの肘から指先にあたる部位で、関節が存在するためL字型をしています。 また、コラーゲンと脂質が豊富で、翼の他の部分と比べて旨味が強いのも特徴です。
用途
カリカリでジューシーな食感を楽しめる唐揚げが定番ですが、スープや煮込み料理では手羽先から出るゼラチン質が料理全体にコクと深みを加える効果があります。

骨や関節が多く少し食べづらいですが、コラーゲンと脂質が豊富でうま味やコクが強く感じられ肉と皮のバランスを楽しむことができます。

手羽中

位置
手羽先から先端を除いた中間部分。
特徴
手羽中は、よく動かす部位なので肉質は引き締まっており、骨についたお肉には旨みがあります。
用途
グリルや炒め物や煮込みに適しています。
調理時に火が通りやすく、食べやすくした「手羽中ハーフ」の状態で販売されることもあります。

手羽中は手羽先、手羽元の良いところを取ったような部位で、適度に脂が乗っていて、骨付き肉のジューシーさを感じることができます。

手羽元

位置
翼の根元に近い部分。
特徴
骨が太く、手羽先よりも多く肉が付いています。
肉質は柔らかく、程良い弾力があり、脂肪分は手羽先と比べて控えめで、そのぶん味も少し淡泊なのが特徴です。
用途
外側をカリッとさせつつ、内部をジューシーに保つことができる、唐揚げや焼き料理が人気です。

焼き物、揚げ物はもちろん、骨からダシが出るので煮物にもオススメです。

あとがき

いかがだったでしょうか?

鶏肉の各部位の特徴と料理法を通して、その多様性と美味しさをご紹介しました。
さまざまな部位を使ったレシピに挑戦し、鶏肉の豊かな味わいを存分に楽しんでみてください。

この記事が鶏肉の部位に関する理解を深める一助となれば幸いです。

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