日常の買い物で役立つおいしい牛肉の選び方
皆さんは、スーパーで牛肉を選ぶ時､どれが良いお肉か悩まれたことはありませんか？
「赤みがどの程度あるとおいしいのか分からない」「どのお肉も同じように見える」
折角ならおいしい牛肉選びたいですよね。
そこで今回は、日常で使えるおいしい牛肉の見分け方をお肉ソムリエがご紹介します。
これを読めば､あなたもおいしい牛肉を選べるはず！ぜひ参考にしてみて下さい。
全国のブランド肉が集まるオンラインショップはコチラ
【おいしい牛肉の見極めポイント】
牛肉の見極めポイントはこの4つがカギになります！
① お肉の色
② 脂肪の色
③ ドリップ(液体)が出ていないか
④ サシの入り方
早速１つずつ見ていきましょう。
①お肉の色
おいしい牛肉を見分ける方法の1つ目は〚お肉の色〛です。
鮮やかな紅色をしたものを見つけてください。おいしい牛肉の証拠です。
牛肉は、若い牛ほど淡い赤色をしており、老牛や体調が良くなかった牛の牛肉は濃い赤い色をしていることが多いです。
また、浅黒くくすんでいるものや、パサパサしているものは新鮮な状態ではありません。
ただし、牛肉同士が重なっている部分が黒くなっている場合は問題ありません。
実は牛肉の場合、元々少し黒い色をしていて、切り落とした後に空気に触れることで鮮やかな赤い色に変色をしていくからです。そのため、重なって酸素に触れないことで、その部分が黒くなっている場合には酸化していない新鮮な状態と判断してください。
真っ赤なお肉よりもツヤがあり鮮やかな紅色のお肉を意識して選んでみてください。
②脂肪の色
おいしい牛肉を見分ける方法の2つ目は〚脂肪の色〛です。
赤身の部分のチェックだけでなく、脂肪の色までチェックしましょう。
おいしい牛肉の脂肪は白い乳白色をしています。
脂肪が白に近い方がおいしく、黄色っぽくなっていたりするものは品質が劣ります。
さらに、脂肪の部分が厚くて固いものもあまりいいお肉ではないので選ばないようにしましょう。
良質な脂肪は香りが良く、口当たりに影響を及ぼす為、それだけおいしい牛肉と言っても過言ではありませんので、ぜひ脂肪の部分についてもチェックしてみて下さい。
良い牛肉は脂肪が白い乳白色で脂肪と赤身の境界線がハッキリしているものが理想です。
③ドリップ(液体)が出ていないか
おいしい牛肉を見分ける方法の3つ目は〚ドリップが出ていないか〛です。
トレーに血のように見える赤い液体が溜まっていたりするのを見かけたりしませんか？
これがドリップと呼ばれるもので、血だと勘違いをされている方もいるかもしれませんが、実はこれはお肉のたんぱく質や旨味成分です！
ドリップが出ていると旨味が低下してしまうため、おいしい牛肉を選ぶ際にはなるべくこのドリップが出ていないものを選んでみてください。
④サシの入り方
おいしい牛肉を見分ける方法の4つ目は〚サシの入り方〛です。
サシとはお肉の赤身の中にある脂肪のことで、脂肪交雑といいます。
このサシの入り方のきめが細かければ細かいほど、良質なお肉と言われており、これはサシが細かいことでお肉が柔らかく溶けるような触感が楽しめるからです。
一般的には柔らかいお肉が人気で、脂肪の有無が肉の香りや食感に影響し、同じ脂の量なら大理石模様のようにサシがきめ細かく入っているお肉の方が柔らかくておいしいです。
よく見てサシの入り方がきめ細かいものを選びましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか？
上記をまとめると、
①お肉の色 → ツヤのある鮮やかな紅色
②脂肪の色 → 白い乳白色かつ脂肪と赤身の境界線がハッキリしているもの
③ドリップ(液体)が出ていないか → トレーに赤い液体が無い
④サシの入り方 → きめが細かいもの
この4ポイントを気にかけて選ぶことでおいしい牛肉に出会えます。
最後に、今回は一般的なおいしい牛肉の選び方を紹介させていただきましたが、今回紹介したポイントはあくまでも目安で、牛の種類や部位、使用用途によっておいしい牛肉は変わります。
例えば、和牛はサシが細かく入っていて脂肪が溶け出しやすいため、非常に柔らかく、ジューシーな味わいが特徴ですが、オーストラリア産やアメリカ産の牛肉は、和牛に比べるとサシが少なめですが、その分赤身の味わいを楽しむことができます。
使用用途でみても、焼き肉やステーキ用の牛肉を選ぶ場合、サシが多く入っている部位が好まれていますが、煮込み料理や牛丼などの料理に使う場合は、あまり脂肪が多いと料理全体が重たくなってしまうため、赤身が多い部位やサシの少ない部位が適しています。
このようにお肉選びは、見た目だけでなく、使用する料理や好みの味わい、質感などを総合的に考慮することも大切です。
今回紹介したポイントを参考にしながら、『おいしい牛肉』を見つけてください。
全国のブランド肉が集まるオンラインショップはコチラ