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【2025年夏】夏バテ知らず!絶品「冷製肉料理」レシピ4選。

暑い夏の日、キッチンに立つ時間はなるべく短くしたいし、さっぱりした料理が食べたくなりますよね。
でも、さっぱりしたものばかり食べていると、夏を乗り切るためのスタミナが不足して夏バテの原因になってしまうかもしれません。
もし、ひんやり美味しくて、しかも簡単にお肉のスタミナを補給できる料理があるとしたら、試してみたくありませんか?

この記事では、そんな夏のわがままを叶える「絶品・冷製肉料理」のレシピを、食のプロが厳選してご紹介します。

1.【王道】しっとり仕上げる!絶品「よだれ鶏」

まずご紹介するのは、冷製肉料理の代表格「よだれ鶏」。
その名の通り、思い浮かべただけでよだれが出てしまうほど美味しい、鉄板のレシピです。
ピリ辛のタレが、夏バテで減退しがちな食欲を刺激してくれます。

ポイントは、鶏むね肉をいかに「しっとり」仕上げるか
パサつきがちな鶏むね肉も、調理法一つで驚くほど柔らかくなります。

【パサつかない!魔法の茹で方】

1.鍋に鶏むね肉が浸かるくらいのお湯を沸かし、長ネギの青い部分と生姜のスライスを入れる。
2.沸騰したら鶏むね肉を入れ、再沸騰したらすぐに火を止め、蓋をして20〜30分放置する。
3.余熱でじっくり火を通すことで、驚くほどしっとりとした食感に。

このしっとり鶏肉に合わせたいのが、食欲を直撃する「万能ピリ辛香味だれ」です。

【材料(2人分)】

  • 長ネギ(みじん切り):1/4本
  • 醤油:大さじ3
  • 酢:大さじ2
  • 砂糖:大さじ1
  • ラー油:大さじ1〜2(お好みで)
  • ごま油:大さじ1
  • おろしニンニク、おろし生姜:各小さじ1/2
  • 炒りごま:適量

これらの材料を混ぜ合わせるだけ。茹で鶏にかければ、本格的な一皿が完成です。
刻んだナッツやパクチーを添えると、さらに風味豊かになりますよ。

2.【さっぱり】豚肉の旨味を味わう「和風香味冷しゃぶ」

続いては、さっぱりと食べられるのに満足感たっぷりの「冷しゃぶ」です。
豚肉には疲労回復効果が期待できるビタミンB1が豊富に含まれており、まさに夏バテ対策にぴったりの食材。

「でも、自分で作るとお肉が硬くなりがち…」という方もご安心ください。
誰でもお店のような柔らかい冷しゃぶを作れる「魔法の茹で方」をご紹介します

【お肉が硬くならない!魔法の茹で方】

1.お湯はあまり沸騰させず、80℃程度のふつふつとした状態を保つ。
2.豚肉を1枚ずつ広げてお湯にくぐらせ、色が変わったらすぐに引き上げる。
3.氷水に直接入れると急激な温度変化で肉が硬くなるため、ザルにあげて自然に冷ますか、冷水にさっと通す程度にする。

定番のゴマだれやポン酢も良いですが、今年は少し趣向を変えて、香味野菜たっぷりの「和風香味だれ」でいただくのはいかがでしょうか。

【材料(作りやすい分量)】

  • ポン酢:100ml
  • ごま油:大さじ1
  • みょうが(みじん切り):1個
  • 大葉(千切り):5枚
  • 生姜(すりおろし):1かけ

材料をすべて混ぜ合わせるだけで完成。
香味野菜の爽やかな香りが豚肉の旨味を引き立て、いくらでも食べられてしまう美味しさです。
トマトやきゅうりと一緒に盛り付ければ、彩りも栄養も満点の一皿になります。

▼ワンランク上の冷しゃぶになる、絶品ロース肉はこちら!

3.【おもてなし】フライパンで簡単!豪華「ローストビーフ」

「夏のおもてなし、何にしよう…」そんな時に大活躍するのが「ローストビーフ」です。
作り置きができて、食卓に出すだけで一気に華やかになる優れもの。
オーブンがないと難しいイメージですが、実はフライパン一つで驚くほど簡単に作れるんです。

【フライパンで失敗しない!簡単ローストビーフ】

1.牛もも肉ブロック(300g程度)に塩胡椒をすり込み、常温に30分ほど置いておく。
2.熱したフライパンに油をひき、お肉の各面に強火で1分ずつ焼き色をつけ、旨味を閉じ込める。
3.全面に焼き色がついたら弱火にし、蓋をして5〜7分ほど蒸し焼きにする。
4.火から下ろし、すぐにアルミホイルで二重に包んで20〜30分ほど置く。

ソースを変えれば、雰囲気もガラリと変わります。シーンに合わせて使い分けてみてください。

【ソースレシピ2種】

さっぱり和風おろしソース:大根おろし(軽く水気を切る)大さじ4、ポン酢大さじ3を混ぜるだけ。
本格赤ワインソース:肉を焼いた後のフライパンに、赤ワイン大さじ3、醤油大さじ2、みりん大さじ1、バター10gを入れて煮詰める。

特別な日のごちそうが、ぐっと身近になります。

4.【おしゃれ前菜】自家製チキンハムの冷製カプレーゼ風

最後にご紹介するのは、定番の前菜をヘルシーにアレンジした、見た目も華やかな一品。
モッツァレラチーズの代わりに、しっとり柔らかい自家製チキンハムを使った「冷製カプレーゼ風」です。
作り置きできるチキンハムは、夏の冷蔵庫にあると心強い常備菜。

【作り置きOK!絶品しっとりチキンハム】

1.鶏むね肉(1枚)は厚さを均等に開く。
2.ポリ袋に、水100ml、砂糖小さじ1、塩小さじ1を入れて混ぜ、鶏むね肉を入れてよく揉み込み、冷蔵庫で1時間〜一晩置く。
3.水気を拭き取った鶏肉を端からきつく巻き、ラップでキャンディのようにぴっちりと二重に包む。
4.鍋にお湯を沸かし、③を入れて弱火で10分ほど茹でたら火を止め、蓋をしてそのまま冷めるまで放置する。

粗熱が取れたチキンハムと、旬のトマトをスライスして交互に並べ、フレッシュバジルを散らします。
仕上げに上質なオリーブオイルを回しかけ、塩と粗挽きの黒胡椒を振れば完成です

トマトの酸味、バジルの香り、そしてチキンハムの優しい塩気と旨味のハーモニーは、白ワインとの相性も抜群。
高タンパク・低脂質なので、罪悪感なく楽しめるのも嬉しいポイント。

夏の持ち寄りパーティーやおもてなしで出せば、歓声が上がること間違いなしの、おしゃれな一皿です。

5.まとめ

今回は、プロが厳選する夏においしい「冷製肉料理」の絶品レシピを4つご紹介しました。

・定番の「よだれ鶏」は、お肉をしっとり仕上げるのが鍵
・疲労回復に「和風香味冷しゃぶ」で、さっぱりスタミナ補給
・おもてなしに「フライパンローストビーフ」で、食卓を華やかに
・おしゃれな前菜「自家製チキンハムの冷製カプレーゼ風」で、上品に彩る

どのレシピも、ひんやりとしていて食べやすいだけでなく、お肉のタンパク質でしっかりと栄養が摂れるものばかりです。
食欲が落ちがちな夏だからこそ、調理法を工夫して美味しくスタミナをつけたいもの。
この記事で紹介したレシピが、あなたの夏の献立のヒントになれば嬉しいです。

ぜひ、この夏は絶品の冷製肉料理で夏バテを吹き飛ばし、元気に美味しく乗り切ってくださいね。